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Uスリット(接続)とは?

Uスリット接続とは、ケーブルの心線径に合わせたU字型の金属スリットに、ケーブルの被覆を剥かないまま押し込み、余長の切断までをワンタッチで行う結線方式を指す。ケーブルの被覆は、ケーブルが金属スリットに押し込まれる際に自動的に裂かれ、心線が金属スリットに接触し、導通する。撤去に際しても、ケーブルを引っ掛けて外すのみである。工具は、専用工具(Uスリット接続工具)を用いる。
この接続方式は、ケーブルの接続工程のシンプル化を図る事ができる。従来のハンダやラッピング方式とは異なり、ケーブルの結線作業時間が大幅に短縮でき、ハンダ屑・アンラップ心線屑等による故障誘発を押さえる事ができる。
また、Uスリットはケーブルの結線・撤去を200回以上行える耐久性を備える。
NTTでは平成元年以降、局内の端子板や試験弾器・保安器はUスリット接続に切り替わっている。
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